俳優・小関裕太さんは、子役時代から芸能界で活躍を続けてきた実力派。
その背景には、本人の努力はもちろん、彼を温かく見守り、支えてきたご両親の存在がありました。
今回は、そんな小関裕太さんのご両親がどんな人物なのか、本人のエピソードやインタビューをもとに詳しくご紹介します。
小関裕太の両親はどんな人？「応援と伴走」で支え続けてくれた存在
俳優・小関裕太さんのご両親は、芸能活動に対して常に前向きに応援してくれる存在でした。
小学生で芸能界にデビューして以降、毎日のような収録スケジュールの中でも、両親は送り迎えや現場での付き添いなど、全面的なサポートをしてくれていたそうです。
毎日のように収録があって、本当に楽しかったけれど正直体力が続きません。そんな僕に付き添って送り迎えしてくれた両親の存在は本当に大きかった。
出典：日本経済新聞
そんな背景もあって、小関裕太さんには反抗期がなかったのだとか。
本人いわく、
「送り迎えをしてもらえる環境」と「自分の感情をまき散らす」行為とを比較したときに、大事なのは送り迎えだなと。（笑）
出典：婦人公論
と笑って語っており、家庭内でも感情的なぶつかり合いはほとんどなかったようです。
両親はまた、芸能活動に限らず、子どもの「やりたい」に応えてくれるスタンスだったとのこと。
母は『何でもチャレンジしなさい』と背中を押してくれて、父も『子どもの気持ちに親が応えるのは当たり前』というタイプ。僕の興味が向くままに空手や水泳など習い事をたくさんやらせてくれました。
出典：日本経済新聞
そうした自由な環境の中で、小関裕太さんが出会ったのがミュージカル映画『メリー・ポピンズ』。
その中で踊るタップダンスに憧れ、小学生のタイミングで本格的にダンスを習い始めます。
そのひとつがミュージカル映画『メリー・ポピンズ』で憧れたタップダンス。ダンススクールに通ったのが、芸能界の仕事を始めるきっかけになりました
出典：日本経済新聞
そのダンススクールでのレッスン風景を、偶然アミューズのスタッフが見て声をかけたことが、小関裕太さんの芸能界入りの始まり。
2006年にはNHKの教育番組『天才てれびくんMAX』に出演し、一気に知名度が上がりました。
今でも出演作品や写真展もすべてチェックしてくれるという、変わらぬ愛情と応援が小関裕太さんの原動力になっているようです。
さらに、小関裕太さんのブログでは、両親の仲睦まじいエピソードも紹介されています。
たとえば、毎年の結婚記念日には父が母にバラを贈るという素敵な習慣も。
バラってなんだか
出典：小関裕太オフィシャルブログ『REFRESH』
強い存在感のある花 故にメッセージ性や強い思いを感じるので
とても大切な人に渡す、そういうイメージがあります。
いいな。
親としてだけでなく、夫婦としても尊敬できる両親の姿勢は、小関裕太さんにとって今も変わらぬ“お手本”なのでしょう。
小関裕太さんの穏やかな性格や誠実な人柄は、そんなご両親への感謝の気持ち、そして子どもの頃から芸能界という大人の世界に身を置いていた経験から育まれたものなのかもしれませんね。
小関裕太と父親の関係とは？努力家で学びの多い存在
小関裕太さんにとって父親は、人生のさまざまな場面で“学び”を与えてくれる、尊敬すべき存在です。
理論派で粘り強い性格は、尊敬できる父そのもの
父親は会社勤めをするサラリーマンで、努力家で粘り強い性格の持ち主。
小関裕太さん自身も「自分の雰囲気は父に似ていると言われる」と話しています。
会社勤めをしている父は努力家で粘り強い人。僕の雰囲気は父に似ているとよく言われます。
出典：日本経済新聞
送り迎えの車内では、TUBEやサザンオールスターズを一緒にハモったという微笑ましい思い出も。
現在でも関係は良好で、撮影現場と父の会社が近いときは立ち寄ってお茶をすることもあるそう。
また、大人になってからは“男飲み”を誘い、
『裕太と酒飲めるようになったんだ。こんな日が来るとは思わなかった』
出典：日本経済新聞
とうれしそうに語ってくれたという、心温まる親子関係も印象的です。
英語力のベースは父から。ハリポタ好きが学びの原点？
小関裕太さんは日常会話レベルの英語力がありますが、英語を教わったのは父親からだったと言います。
幼少期に12回も映画館に足を運んで観た『ハリーポッター』も、一緒に楽しんでいたそうです。
『ハリーポッターと賢者の石』が放映されていたのは僕が幼稚園の年長の頃。12回も親と一緒に映画館へ観に行って
出典：小関裕太オフィシャルブログ『REFRESH』
そして、父親の影響で英語版と日本語版の両方を観ていたと言われています。
「好きなもの」に夢中になる力を伸ばしてくれたのも、お父様ならではの教育スタンスですね。
声や歌への探究心も、父とのカラオケがきっかけに
小関裕太さんは自身の“声”に悩んだ時期もあり、低い声の父との違いに疑問を抱いたといいます。
僕の父は声が低く、同じ遺伝子なのに、なぜ自分はその声が出ないんだろうってずっと思っていて。
出典：woman type
そこから父とカラオケに行き、体を触らせてもらいながら声の出し方を観察し、自分の発声法を研究。
「楽しみながら学ぶ」というスタンスで、苦手だった声域も克服していったそうです。
小関裕太と母親の関係とは？優しさと厳しさで支えてくれた人
小関裕太さんにとって母親は、感性を育て、挑戦を後押ししてくれる存在でした。
感性とポジティブさを教えてくれた母の存在
母親は元美容師で、感性が豊かでポジティブな性格の持ち主。
もともと美容師だった母は感性の人。物事を楽しむ心やポジティブさは母から学びましたね。
出典：日本経済新聞
芸能活動のきっかけをくれたのも、そんな母でした。
映画に憧れてタップダンスを始めた際も、母は「何でもチャレンジしなさい」と背中を押してくれたといいます。
子どもの「やりたい」を自然に応援できる、素敵なお母様ですよね。
優しさと厳しさを併せ持つ“芯のある教育”
小関裕太さんがまだ子どもの頃、挨拶に関する出来事で悔しい思いをしたことがありました。
本人は「したつもり」でも、周囲からは「していない」と受け取られ、落ち込んでいたそうです。
そのとき、母はこんなふうに声をかけてくれました。
『あなたがしたつもりなのは分かった。こんなこと言われるのはつらいね。でも相手に聞こえて初めてあいさつなのよ』
出典：日本経済新聞
感情に寄り添いながらも、相手の立場に立って考えることの大切さを教えてくれた母。
甘やかすだけではなく、社会性や客観性を育んでくれた“芯のある教育”だったことが伝わります。
今も変わらぬ応援スタンスと愛情
小関裕太さんの母は、息子の出演作品や雑誌を欠かさずチェックし、X（旧Twitter）をフォローして応援するなど、現在も変わらぬサポートを続けています。
母親はさっそくTwitterをフォローしてました（笑）
出典：小関裕太オフィシャルブログ『REFRESH』
また、ブログでは「忘れられない味」として母のたまご焼きを挙げており、料理を通じて家庭のあたたかさを感じていたことがわかります。
何気ない日常の中にも、深い愛情とつながりが感じられるエピソードばかりですね。
まとめ
小関裕太さんの活躍の背景には、前向きに支え続けてくれた両親の存在があります。
- 父親は、努力家で粘り強く、理論的に学ぶ姿勢を持った人。
- 英語や発声についても一緒に研究するなど、学びのパートナーのような存在でした。
- 母親は、感性が豊かでポジティブ。
- 息子の「やってみたい！」という気持ちを自然に後押ししながら、厳しさと優しさを併せ持つ“芯のある教育”で成長を支えてきました。
- 両親そろって、芸能活動を習い事のように温かく見守りつつ、日常の中でも愛情を注ぎ続けてくれたことが、小関裕太さんの穏やかさや誠実な人柄につながっているのかもしれません。
親として、そして夫婦としても尊敬できる存在である両親。
そんな二人のもとで育ったからこそ、小関裕太さんはブレずに前を向き、自分の道をまっすぐに歩んでこられたのでしょう。
これからも、ご両親への感謝を胸に、ますますの活躍を見せてくれることが楽しみですね。
それでは、ありがとうございました！
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