2025年1月、人気YouTuberのヒカキン(HIKAKIN)さんが、「指定難病」を公表し、話題となりました。
ヒカキンさんが患った病気は「好酸球性副鼻腔炎」。
鼻の奥にポリープができ、激しい頭痛や嗅覚障害など深刻な症状を引き起こす難治性の疾患です。
ヒカキンさんは長年苦しんでいた症状について詳しく語り、多くのファンに衝撃を与えました。
今回は、ヒカキンさんが告白した難病の詳細や、その症状、経過、そして現在の様子について詳しく見ていきましょう。
ヒカキンが告白した難病の名前と主な症状

ヒカキンさんが公表した難病の名前は「好酸球性副鼻腔炎」です。
この病気は厚生労働省によって指定難病(306番)に認定されている深刻な疾患です。
ー 主な症状 ー
- 鼻づまり:両鼻にポリープ(鼻茸)ができ、空気の通り道が塞がれる
- 嗅覚障害:においがわからなくなり、進行すると回復が困難
- 粘度の高い鼻水・後鼻漏:鼻水が喉に流れ込むことも
- 頭痛・頭重感:副鼻腔(前頭洞)に炎症が起こると激痛を伴うことも
- 味覚障害:嗅覚障害に伴い味も感じにくくなる場合あり
さらに、この病気は手術後も再発しやすく、根治が困難であることも大きな問題となっています。
軽症から重症を含めて、内視鏡下鼻内副鼻腔手術を行った場合、術後6年間で 50%の症例が再発する。
特にアスピリン喘息に伴う好酸球性副鼻腔炎では術後4年以内に、全例再発する。
経口ステロイドの内服で軽快をみても、感染、体調変化などにより増悪し、これを生涯繰り返す。
出典:厚生労働省(306 好酸球性副鼻腔炎)
指定難病でもあり、完治が難しいということで、ずっと付き合っていく覚悟が必要な病気と言えるでしょう。
ヒカキンの症状の経過と手術

ヒカキンさんは、20歳頃から慢性的な鼻づまりや頭痛に悩まされていたと語っています。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は一般的に3ヶ月以上症状が続くものと定義されており、ヒカキンさんの場合もこの慢性型に該当していたと考えられます。
ヒカキンさんは、自身のYoutubeで発症から手術後2ヶ月の期間の様子を、再現VTRや当時の動画を用いて、詳細に語っています。
症状が決定的に悪化したのは、飛行機の着陸時。
石垣島ロケの帰路、鋭く刺すような激痛が走り「人生最悪の痛み」を経験したそうです。
到着後すぐに病院へ行き、CT検査で鼻の中にビー玉大のポリープが見つかりました。
診断結果は「好酸球性副鼻腔炎」。
しかも「1000人に30人の重症レベル」だったといいます。
その後、全身麻酔下で3時間に及ぶ手術を実施。
鼻腔内のポリープを切除し、前頭洞までアプローチする大がかりな処置を受けたようです。
手術は成功し、3泊4日の入院を経て無事に退院しています。
ヒカキンさんはYouTubeで、退院後の自宅での処置や術後の様子も公開しています。
自身の体験をリアルに伝えることで、同じ病気に悩む方にとって、本当に参考になると思います。
手術前後のヒカキンの生活と仕事への影響

手術前
- 20代からの慢性症状を抱えながらも、仕事を継続
- 第一子誕生直後というタイミングで悪化し、育児と治療の両立に苦悩
- 靴ひもを結ぶ動作やエレベーターの気圧変化でも激痛が生じる
- 飛行機搭乗時の気圧変化で「死を覚悟する痛み」を経験
仕事への影響
- 動画撮影・イベント出演などを通常通り続行
- 痛みを隠しながらも、コンテンツ制作やYouTube更新を継続
- 声質の変化(鼻づまりによる響きの変化)がファンにも心配されるほどに
手術後
- 鼻づまりが解消され、睡眠の質が向上
- 声質が改善し、明るくなったと報告
- 順調に回復し、仕事に復帰
ヒカキンさんは、術後2ヶ月の時点で「ほぼ完治」と報告していますが、これからも長く向き合っていくことになると思います。
ただ、症状のきっかけとなった飛行機にも、問題なく搭乗できたと語っており、ひと安心ですね。
再発を防ぐための治療やケアを続けながら、それでも明るく前向きに活動を続ける姿に、多くの人が励まされています。
まとめ
ヒカキンさんが告白した難病「好酸球性副鼻腔炎」は、深刻な症状を引き起こす指定難病です。
激しい頭痛や鼻づまりに苦しみながらも仕事を続け、勇気を出して手術に踏み切りました。
現在のヒカキンさんは、手術により症状が劇的に改善しましたが、再発のリスクがあるため継続的な治療管理が必要な状態です。
ヒカキンさんの経験は、難病と闘いながらも前向きに生きることの大切さを多くの人に伝えています。
ファンとしては、これからも無理せず、自分の体を大切にしてほしいと願うばかりです。
今後も経過を見守りながら、ヒカキンさんの活動を応援していきたいですね。
それでは、ありがとうございました!
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